令和4年度 研究記録・・・

令和4年度 ひよこ組・1歳児 研究発表

テーマ『五感を刺激する遊び』

〇はじめに

入園、進級で新しい環境で無理なく楽しんで過ごせるように、感覚遊びをたくさん取り入れる事にした。日々の生活での遊びや友だち・保育教諭との関りなどを通して、五感から様々な刺激を受け、脳や体への成長を促せるようにしたいと考えた。日常にある物や自然物に触れて五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激できるよう進めた。子どもたちが自由にダイナミックに遊べるよう展開し、様々な感触を声に出して楽しみ、言葉に繋げられるよう取り組んだ。

○4月 『砂遊び、散歩』

 進級児、新入園児ともに4月は不安な姿も多く見られるので、子どもたちが安心して過ごせる活動を行った。“園は楽しい場所”と思えるように無理なく取り組める、戸外遊びを中心に遊びをすすめた。部屋では泣いていた子も園庭に出ると泣き止み、砂に触れてみたり、園庭を歩き回ったりしていた。時折笑顔も見せてくれ、遊びを通して環境に慣れてきた。初めは砂場に座り込んでいただけの子どもたちも、玩具を手に取り、砂で全身が汚れるほど楽しんでいた。砂だけではなく、フープやボールで遊んだり、虫や花を見て歌を歌ってみたり感触だけではなく、視覚などからも刺激を受けていた。4月の後半には、外に行く事を伝えると靴下や帽子を指差したり、自分で身に付けようとする姿も見られた。
お散歩時のバギーに慣れるまでは、少し時間がかかっていた。

○5月  『スズランテープ 、プチプチ(気泡緩衝材)、風船遊び』

少しずつ環境にも慣れ落ち着いてきたので、全員で楽しめる遊びを取り入れた。スズランテープは、部屋の様々な所にスズランテープを吊るして遊べるようにした。手にくっつくのを嫌がり一生懸命取ろうとする子、手でシャラシャラと触る子などそれぞれ反応が違っていた。保育教諭が一本手に取り、“ビリビリ”と裂いて見せると高月齢児は真似をしていた。
ジョイントマットに大きさの違う気泡緩衝材を貼って並べてみた。初めは足で感触を確かめるように歩いていたが、一人が“ぷちっ”と潰そうとすると一緒になり真似をしていた。潰れた感触が気に入ったのか、何度も取り組み初めて集中する姿が見られた。指が小さいのと力が弱い事もあり、粒の小さいプチプチを好んでいた。潰れると「て、て(見て)」と保育教諭にアピールしたり、「で(おいで)」と友だちを誘う姿も見られた。同じ遊びを楽しむ中で、高月齢児は友だちの存在を意識するようになってきた。
風船遊びでは、圧縮袋に風船を入れてマットにして遊んだ。感触の違いを楽しめるように、カラーボールも同じようにした。風船はフワフワだったので、飛び跳ねてみたり、勢いよく倒れてみたりと大胆に遊ぶ子もいた。カラーボールはボコボコとした不思議な感触で、飛び跳ねたりする事はなく、歩くのみだった。低月齢児は遊びに参加する時間が短く、抱っこを求めている事が多かった。

○6月  『泥んこ、片栗粉遊び、小麦粉遊び』

片栗粉・小麦粉は感触の違いを感じられるように同じ日に行った。タライに入った白い粉を見ると不思議そうな顔をしていたが、保育教諭が「気持ち良いよ」「さらさらしている」と言いながら触って見せると同じように触る子がいた。それを見て他児も“やってみたい”という気持ちになったようで、どんどん粉の感触を確かめるように触っていた。水を入れる前は「シャラシャラ(さらさら)」と声に出してみたり、タライの中に足を入れたり、粉が舞うほど楽しんでいた子どもたちだったが、水を入れると感触を嫌がっていた。特に小麦粉は手にくっつき取れなくなるので嫌がり、遊びを中断する子が多かった。汚れを気にしない子は数名だったが、「おしまいする?」と言うまでこねてみたり、足や手に粉を付けて全身で楽しむ事が出来た。
泥んこ遊びでは、初めは裸足で土の上を歩くのを嫌がり、恐る恐る様子を伺いながら園庭に出る子どもたちだった。しかし水たまりを踏んだ瞬間表情がぱっと変わったのがわかった。ピョンピョン飛び跳ねると泥水が跳ね返るのが楽しくて、友だちと一緒に飛んでみたり、水たまりの上を走り回り足で感触を確かめている様子だった。慣れてくると手で水をバシャバシャさせ、顔に水が飛んできても気にすることなく遊んでいた。最終は水たまりに座り込んだり寝転んでみたり、玩具で泥や水をすくい、全身で楽しんでいた。ダイナミックに楽しむ姿を見て、また後日活動の中に取り入れたいと思った。
高月齢児は、「はいどうぞ」と友だちに玩具を渡してみたり、少しずつ言葉でのやりとりが出来るようになってきた。低月齢児は、4月とあまり変わらず、活動中、抱っこを求め泣いている事もある。

○7月  『水遊び、センサリーマット』

色水遊びは、子どもたちの前で色水を作ってみた。透明の水に色がつくと目を輝かせちょうだいと手を伸ばしていた。渡すと“どうして色が変わったんだろう”と不思議そうにペットボトルを眺めている子どももいた。タライやコップを準備すると、大きなペットボトルを抱えて色水をタライへ流し入れたり、タライの色水をコップですくったりして遊んでいた。ジュース屋さん遊びなどは少し早いように感じたので色水で好きなように遊べるようにした。友だちを意識するようになり、他児がやっている事・持っている物に興味を示し、真似っこ遊びをよくするようになってきた。その色水を圧縮袋に入れて、ひんやりベッドを作った。外気温が高いこともあり、水の入った袋は気持ち良かったみたいで、座り込むだけではなくゴロゴロと寝転んでいる子も多かった。水風船の入っている袋は水と風船の不思議な感触に足をばたつかせていた。手で押してみたり、足で踏んでみたり、寝転んだり、顔をうずめていたりと今までで一番五感を使って遊んでいた。
センサリーマット(感覚マット)は、ジョイントマットにペットボトルの蓋、綿、スポンジ、人工芝、卵パックなどを貼り付けて遊べるようにした。

準備している時から“早く遊びたい”と待ちきれない様子だった。足で踏んで硬いもの(ホース・ペットボトルの蓋など)は、一歩一歩感触を確かめるように歩いていた。柔らかいもの(ストロー・麻紐・プラスッチックダンボールなど)は踏んでいる感触がないのか通り過ぎる子どもが多かった。卵パックはガサガサ鳴る音が楽しくて、バタバタ足を動かしてみたり、手でカサカサ撫でてみたり、立ち止まって遊んでいた。保育教諭が「こうしてみる?」と提案していないのに、寝転んだり、ハイハイしたり、自分たちで遊びを展開し、体の色んな場所で硬い柔らかいの感触を感じていた。センサリーマットでも一人が違う遊び方を発見すると“楽しそう”と次々と遊びを真似する姿が見られた。
高月齢児は、遊びの集中時間も少しずつ長くなり、一つの遊びを展開しながら楽しめるようになってきた。一方で低月齢児は、他の玩具に目が行き、違うコーナーで遊び始めてしまう姿もまだ多く見られる。しかし、活動中に抱っこをする回数が減ってきた。

○8月  『氷遊び、水遊び』

氷遊びでは、いろいろな大きさの氷や玩具が入った物も用意し、タライに入れて行った。初めは指先で触れてみると、驚いた様子で手をすぐに戻していたが、慣れると「つめたい」「きもちい」と言って何度も触って楽しんでいた。指先だけでなく握ったり、近くでよく見てみたり、顔や体につけてみたりと確かめ方も様々だった。タライに水も入れると、溶けた水で冷たくなり気持ちいようで、よく触ったり水を叩いて楽しむ姿が多く見られた。
手だけでなく、足でも確かめる子どもも多く見られ、中にはお風呂のように入る子どももいた。玩具の入った氷は大事に持ち、時間が経つごとに少しずつ氷が溶けて玩具が見えるのをわくわくした表情で眺めていた。
水遊びでは、容器に水を入れて、入れ替えたり、高いところから落として、水の動きを繰り返し楽しむ姿が多く見られた。顔に水がかかってしまっても、気にする様子なく夢中になって遊んでいた。ウオーターマットやスプリンクラーを用意すると、自分から水が出てくる所に近づいて気持ち良さそうに浴びる子どももいた。ペットボトルスライダーでは、ペットボトルやホースを通って流れてくる様子を見ていた子どもたちでしたが、下に流れてくる水を受けて楽しみ、次に下で受けた水や溜まった物を上から流したりと、いろいろな楽しみ方を見つけて夢中になって遊んでいた。水たまりができると、泥んこと同じように水が跳ねるのを見て楽しんだり、ダイナミックに遊んでいた。
高月齢児は、気持ちを言葉にして伝えようとする子どもが多くなってきた。低月齢児は、同じ遊びを繰り返し楽しんだりと、以前より長く遊べるようになった。

○9月  『絵の具遊び』

以前から指スタンプなどで絵の具を使用することはあったが、全身を使っての遊びは初めて行った。保育教諭が絵の具を混ぜている所を興味津々でのぞき込み、目を輝かせて楽しみにしていた。食事コーナーの壁にはビニール、床には段ボールを敷き詰めて様々な場所にお絵描きが出来るように準備した。絵の具を見て“やりたい”と意欲を見せて勢いよく食事コーナーに飛び込んだ子どもたちもいつもと違う雰囲気に一気に戸惑いの表情を見せていた。保育教諭がバットの中にある絵の具に手を付けて「気持ち良いよ」「ペタペタしてみよう」と誘ってみる。すると数名が保育教諭の真似をして手に絵の具を付けていた。子どもたちが「つめたい」「さらさら」と笑顔になると他児も興味を示しだし、手に付けてみたり、足をバットに入れてみたりする姿が見られた。床に敷いていた段ボールに手形が付くのが楽しかったのか、何度も行っていた。ローラーを渡してみると自分の体に塗ってみたり、壁に向かって「コロコロ」と言いながら転がしてみたり、さらに楽しんでいた。
余っていた段ボールを組み立てると「トンネル」と言い両側から顔を入れ、子どもたち同士で「ばぁ」と遊びが始まった。手に付いた絵の具を見せ合ったりと友だちを意識しながら、“一緒に遊ぶ”という楽しさを感じられるようになっている姿が見られた。終わりを保育教諭が伝えるのではなく、子どもたちが自分で“手を洗いに行きたい”と訴えて活動を終了するようにした。そうすることで手洗いなどがスムーズに行えた。絵の具を手に付けた時の感触、全身に付いた時の感触、塗った時の感触等、様々な違った感触を感じ楽しむ事が出来た。

○10月  『小麦粉遊び(小麦粉粘土)』

6月にも一度行った小麦粉遊びを再度取り入れた。前回は全身で楽しめるようにタライで行ったが、今回はゆったりと楽しめるように椅子に座っての取り組みとした。前回と同じで粉の状態の時は、ボールを取り合いするほど、“触らせて”と感触を楽しんでいた。手に付いたのをパンパン叩いてみたり、顔に付けたりして「せんせい、みて」と遊んでいる子もいた。しかし水を入れるとやはり、手にくっついて取れないのを見て、触ろうとしない子もいた。前回と違っていたのは、数名の子は保育教諭と一緒にではあるが、「コネコネする」と興味を示し、固まるまでこねていた。手に付いたのも「おばけだぞ」と友だちに見せてみたり、言葉や動作でのやりとりで楽しさを分かち合っている姿も見られた。形になり始めた時に食紅で色をつけると、「わー、すごい」「あおいろ」と喜んでいた。粘土を渡してみると、ぐちゃと塊をそのまま握る、小さくちぎる、長く伸ばす、机にどんどんとくっつけるなど、それぞれ違った姿ではあったが、保育教諭が遊びを示さなくても、個人で遊びだす姿が見られた。一人ひとりが手の平から指先をしっかり使って遊ぶ姿に成長を感じる事が出来た。
さらに遊びが広がるようにとお皿やスプーン、型抜きを用意する。型抜きは、粘土がくっつく為、難しそうにしていた。月齢の高い子どもは粘土を丸める事も出来、「おにぎり」とお皿に並べていた。それを見て他児も真似してみようとグーと粘土を握ってみたり、遊びの中で友だちからの刺激を受けている姿も多く見られるようになってきた。お皿に入れた粘土を「あむ」と食べる真似をしたり、机に粘土を並べたり、見立て遊びを友だちや保育教諭と楽しめるようになってきた。

○11月  『落ち葉遊び』

落ち葉遊びを予定していたので、お散歩や戸外遊びの際に落ちている葉っぱで遊ぶようにして葉っぱ遊びの楽しさを繰り返し伝える事から始めた。海岸沿いにはたくさん落ち葉があり、踏んでみたり、落ち葉の吹雪をして遊ぶと喜んでいた。「はっぱサクサクなるね」「あ、はっぱあったよ」と言葉も二語文になり、会話を楽しむ姿も見られるようになってきた。みんなで葉っぱを集めるように伝えると、一枚一枚丁寧に集めてくれる子、がさっと大胆に集める子様々ではあったが、遊びながら楽しんで集めていた。
小プールにお散歩で拾った落ち葉をたくさん入れて遊べるようにした。園庭に出るとすぐに「なにかある」と気になる様子で見に行くと、「うわー」「いっぱい」とたくさんの落ち葉を見てわくわくした様子だった。小プールの中に入ると初めは、気になる葉っぱを手に取って眺めるだけの子どもや、手や足で動かしたり、踏んで“カサカサ”という音を確かめていた。たくさん持って葉っぱ吹雪を楽しむだけでなく、落ち葉の上に寝転んだり、ジャンプをしてみたりと少しずつ豪快な遊び方に変わっていった。葉っぱの中に寝転んで隠れると、近くにいる友だちが「あれ~」「どこかなあ」と探し、「あ、いた」とかくれんぼを楽しんでいた。入れ物を用意すると、葉っぱをたくさん入れると、食べ物やジュースに見立てて「どうぞ」「おいしいね」と、声を掛け合っていた。
子どもたちそれぞれ違う遊び方を見つけ、友だちと遊びを共有しながら遊ぶ姿が見られるようになった。

○12月  『お花紙』

お花紙をそのままの感触を楽しむだけではなく、水に濡らして違う感触も楽しめるように、透明のパネルに霧吹きで水をかけた物と洗面器に水を入れた物を用意して行った。
お花紙をふわふわと動かして見せると、体を揺らしながら“ふわふわ”としてみたり、触りたいと手を伸ばして待ちきれない様子だった。手に取ると、不思議そうに触ると、くしゃと丸めてみたり、大きく破る子どもや指先を使って小さくしたり、細く破るなど様々だった。色にも興味津々の子どもは「ピンクがほしい」など色を指定して手に取る子どももいた。
一通りお花紙で遊び、透明のパネルに付くことが分かると、付けたお花紙を指で裂いて遊んでいたが、ボウルの方が気になる様子だった。お花紙を水に浸けて水を混ぜていると、混ぜる回数が増えるごとに小さくなっていくお花紙を見て「あれ、ちいさくなったね」と変化する様子に驚く姿があった。水に浸けたお花紙を手に握って出すと、初めとは違う感触で、何度も握って様々な形に変化させていた。机にこぼれてしまった、水に浸けて小さくなったお花紙を、指先で移動させたり、指に付いたお花紙を「わあ~」と友だちや保育教諭に見せる姿があった。水に入ったボウルが気に入ったようで取り合いになる姿もあったが、「いっしょにしよっか」「たのしいね」と友だちと会話をしながら楽しむ姿もあった。感触を楽しむだけでなく、友だちとの関わりも楽しめたように思う。

○1月  『毛糸遊び』

様々な種類の毛糸で、丸くした物や編んだものなど吊り下げたりと形を変えて色々な感触を楽しめるようにした。
丸くした毛糸を手に取ると、指先で触って「ふわふわ」「きもちいね」と伝え、手だけでなく顔にも当てて確かめていた。吊り下げている毛糸は揺らしてみたり、吊っている毛糸に向かって的当てのようにしたり、紐の上に毛糸を投げて遊んでいた。触れて楽しむだけでなく、好きな色だけを集めてみたり、色の同じものから連想して、赤色→りんご・オレンジ色→みかんなどに見立てて食べる真似をして楽しむ姿もあった。頭や体に身に付けると友だちや担任に満足げに見せ、「ここにつけて」と付ける場所のリクエストしていた。毛糸の先に丸い毛糸の付いた物を引っ張って、「おいで~」と犬の散歩のようにして楽しんだり、お尻に付けるとしっぽにして、揺らしながら歩く可愛らしい姿も見られた。中には丸くした毛糸の紐を一本ずつ引っ張って抜いて楽しむ子どももいた。毛糸を棚の裏側にたらすと、魚釣りに見立てて「つれないな、まだかな」「あ、つれた」と毛糸を引き上げると、先に付いた毛糸を手に取って「やった~」と大盛り上がりだった。遊び終えた後、毛糸をビニール袋に入れて渡すと、上に乗って足踏みやジャンプしてみたり、枕のようにして気持ちよさそうに寝転ぶ様子が見られた。初めは毛糸に触れて遊ぶ姿が多かったが、後半になるにつれて遊びを子どもたちで考えて遊びを展開し、成長を感じた。

○2月  『小麦粉粘土』

小麦粉粘土は3回目の為、お皿や型抜き、棒だけでなく、スプーンや包丁なども用意した。
粉の状態で机に置いていると「さわっていい」と聞いたり、水を入れて保育教諭が混ぜていると、「やりたい」と粘土を取り合うくらいに待ちきれない様子が見られた。友達が触る姿を見て“自分もやってみようかな”という気持ちも持てるようになり、周りの子どもたちの姿が刺激になっていた。
初めは、ツンツンと指先で触り始める子どももいたが、手に取ると小さくちぎったりと遊びだすことが早くなった。お皿に作った食べ物を入れて「できたよ」と見せたり、「〇〇つくった」と会話も出来るようになり、以前にはあまり見られなかった保育教諭や友だちとの関わりがたくさん見られるようになった。
2回目行った時には、保育教諭が食べ物を作って見せたり、遊び方を伝えていたが、3回目になると子どもたちから次々に遊びを展開できるようになり、粘土をこねて丸や細長くしたり、棒を転がして平らにして形を変化させたりと子どもたち自ら遊んでいた。

〇まとめ

 いろいろな素材や自然物を使って五感を刺激する遊びを1年間取り組んできた。4月は新入園児も加わり、進級児共に泣いて過ごしている日も多かった。その為、まず保育教諭との信頼関係、“園は楽しい場所“と思い安心して過ごせるように無理なく戸外にて遊びを中心に進めるようにした。戸外に出ると目に入る玩具や動植物、それで遊びたいと思う気持ち、それに触れてみて楽しいと思う感情など、好奇心から自然と五感を刺激されているように感じた。
園生活に慣れてきたころから様々な素材に触れて遊びを勧めていくようにした。素材遊びを通して、一人で遊びこむのではなく、“友だちがやっているからやってみよう”“友だちの真似っこしてみよう”と自分だけでは少し不安な気持ちがあるが、“お友だちと一緒なら”という気持ちで、どの活動にも意欲的に取り組めたのではないかと感じた。また、自然物や身近にあるものに触れる事で、子どもたちも親しみを持ちやすく遊びに入りやすかったのではないかと思う。素材遊びの中で、感触を確かめるために使っていた手先は、後半になるにつれ、日々の保育の中でもどんどん器用になってく姿が実感出来た。遊びの中でいろんなものに触れた事で探求心が芽生え探求心から好奇心へと繋がり、その気持ちが“自分でやりたい”という意欲へと繋がっていた。自分で出来た時には、保育教諭と一緒に喜びを共感し、達成感を味わうことが出来、それがまた周りの子たちへの刺激となっていた。進級当初はあまり出ていなかった言葉も遊びの中で保育教諭や友だちとの関わりを通して、自分の思いを伝えられるようになるほどしっかりとした言葉になっていくのを日々感じる事が出来た。