〇 8月水遊び・圧縮袋遊び(カラーボール・水・風船) |
※風船は2月に行う
水遊びは一人1個のタライで行う。個人で入るためゆったりとして入水出来て良かった。沐浴も嫌がらず、水遊びが好きな子どもたちだったので顔に水がかかっても全然平気で泣く子はいなかった。
タライに入ると自分で水をパシャパシャ叩く姿も見られた。タライの中で足をバタバタさせたり、ダイナミックに体全体で水の感触を楽しんでいる様子だった。
水の感触が楽しめるようにホースから水を流したり、ペットボトルのじょうろで上から水を流したりすると上から流れてくる水を掴もうとする姿も見られた。
また、タライの中にカラーボールを浮かべるとゆらゆら浮いているカラーボールを目で追って楽しむ姿も見られた。他児の玩具が気になりじーっと見つめるなど他児にも興味を示していた。
目で見て楽しめるように、圧縮袋の中にカラーボール・絵の具を薄めた水・画用紙・金銀の折り紙・スズランテープなどを入れた。まだ一人立ちが出来ない子どもが多かった事もあり、カラーボールを入れた圧縮袋の上に立つのはデコボコしていて難しそうだった。
しかし、デコボコした上をハイハイで移動したり寝転がってみたりと身体全体で不思議な感触を楽しむ姿が見られた。
後日、水を使った圧縮袋遊びを行う。圧縮袋を見るだけで身体をばたつかせて喜ぶ子どももいた。ボールの時とは違った、『冷たい』『ふわふわ』『きらきら』などの感触・感覚を味わってるように見えた。
夏の暑い時期に取り組んだ事もあり、ほんのり冷たい感触が気持ち良い様子で寝転ぶとなかなか起きてこない子どもたちだった。
しかし、ふわふわした感触を嫌がり、触ろうとしない子どもの姿も見られた。
はと組の子どもたちが収穫したスイカに触れる。
何か分からずボールのように転がしていた。ペチペチ・ペタペタ・コロコロなど“見て・触れて・聞いて”たくさんの感覚が刺激されたように思う。
この頃から月齢の高い子どもは、砂を掴んで入れる動作が上手になってきた。低月齢児はまだ砂を口に入れてしまう事もある。
|
|
|
 |
〇9月(シール貼り・片栗粉スライム・圧縮袋カラーボール) |
|
|
 |
〇10月 二色の浜にお散歩 |
|
初めて二色の浜に散歩に行く。
園庭の砂との違いを感じている様で、歩行やハイハイをして砂の感触を感じる姿も見られた。
貝殻や石もたくさん落ちていたが口に入れる事もなく、手に持つと裏表眺めたり、空にかざして見てみたり色んな角度で貝殻一つでも感覚を研ぎ澄ましているように思えた。
寝転がって砂の感触を感じる子どももいた。
砂に手を付くと柔らかく手が埋まっていくのを楽しむ姿も見られた。
海辺では波が押し寄せると指さして「あーあー」と言ったり、砂の感触だけではなく、波の音を聞いて波が打ち寄せるのを見て楽しむなど様々な感覚が刺激されていた。
園庭ではあまり感じる事が出来ない広い空間に解放感を感じながら自由に砂浜を移動して、積極的に体を動かしていた。
年間のカリキュラムには入れていなかったが、広告遊びを行う。
初めて広告に触れるが渡すとすぐにぐちゃぐちゃにしていた。
指先は少しずつ上手に使えるようになっているが、ビリビリと自分で破いていくのは少し難しい様子だった。
少しだけ破って 手渡すと「ビビビ」と声を出して破る事が出来た。
また、タライに広告を入れて一人ずつ遊べるようにした事もあり、ゆったりと自分のペースで落ち着いて遊ぶ事が出来た。
高月齢児は広告を本のように持って「わぁ」と保育教諭に語り掛ける姿も見られた。
また、お絵かき遊びでは以前と同様、『いしころーる』を使用した。9月の時よりも筆圧が少し強くなっていて、色がほんの少し強く出るようになっていた。『いしころーる』の握り方を覚えたようにも見えた。
|
|
|
 |
〇11月 音遊び・二色の浜へお散歩・片栗粉スライム) |
|
先月に引き続き二色の浜へ散歩に行く。
手を繋ぐと歩行出来る子どもには、足で砂の感覚を感じられるように一緒に砂の上を歩いた。一人で歩行が出来る子どもは自分で行きたい所に行き、砂を触ったり貝殻を拾ったりする。
砂の感触はサラサラしている場所とザラザラしている場所があり、手を動かして感触の違違いを確かめているようだった。
子どもたちはサラサラよりもザラザラの方に興味を示していた。
この頃には、手を繋いで歩行出来る子どもも増え始め、散歩や園庭での行動範囲が広くなってきた。
喃語から一語文に言葉が変わってきたり、保育教諭の言葉に指差しをしたり、個々の成長がとても見られ、葉っぱを見つけると「ぱっぱ」犬を見つけると「わんわん」など情景を言葉に出来るようになった子どももいる。
子どもたちの発見や気付きなども増えたと感じる事が多くなってきた。
9月に行った片栗粉スライムを再度行う。
前回と同様に粉の感触・水を入れてぬるっとした感触を楽しめるようにした。粉を入れると、粉が舞うほど触る姿が見られた。
手を叩くと白い粉が舞う事に気が付き自分で手を叩いて笑う子もいた。
水を入れると触るよりも見る方が楽しいようで上から垂れてくるスライムを見つめて不思議そうにしていた。
足や手にぬるっとしたスライムを塗るように付けて遊ぶ姿なども 見られ、前回以上に楽しんでいた。
様々な発見と共に、子どもたちの表情も豊かになってきたように感じた。
|
|
|
 |