〇 8月 |
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*取り組んだ内容
8月にはドレミファソを使って、簡単な曲にチャレンジしてみる。
“ひげじいさん”の他に“チューリップ”でも歌とピアニカを合わせて吹いてみる。
“チューリップ”では“ドレミドレミ”の部分と、最後の“ミミ
レレド”の部分のみピアニカで吹き、その他は声で歌う様にする。
*子どもの様子
曲に合わせて吹ける様になってきたが、同じ音ばかりを吹いて
いる子どももいる。少しずつ指の分離した動きが出来る子どもが増えてきたが、指がこわばってしまい滑らかな指の運びはまだまだ程遠い子どもがほとんどであった。
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〇 9月 |
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*取り組んだ内容
9月には“きらきら星”の曲にチャレンジ出来る様に“ドソドソ”を指番号“1414”で弾いていく。子どもたちの方から「魔法の音みたい」という声が聞かれる。
“ドソドソドソドソ・ラー”で5の指に繋げていける様な取り組みをする。
9月はミュージックフェアへの取り組みもあったので、何日間かピアニカ遊びをする。
またハンドサインやリズム打ちなども行って音楽を楽しむ。その他に“かえるの歌”を音階で歌う。歌いながら「ドレミファ…ミレド」と戻ってくる事を強調して歌い、意識出来る様にする。
次にピアニカでは“1234…321”と指が戻る事を何度も行って指で覚え、次に1の指をミに引っ越しすると教える。同じように“1234…321”の指で“ミファソラソファミ”の動きを何度も練習する。
*子どもの様子
何となくであるが“かえるの歌”に聞こえる程度になり、十分に褒めて意欲や自信に繋げていく様に心掛けた。
その他にも演目である“ももたろう”や“もしもしかめよ”などを吹きたいという意欲的な子どもが出てくる。階名で書いた楽譜を作ると共に、ピアニカにも白テープで階名を貼ってあげると、楽譜を見ながら曲を練習しようとする子どもがいる。1人が「出来た」と言うと「僕も私も」と連鎖していく。
また子どもたちで教え合う姿も見られる様になってきた。
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〇10月 |
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*取り組んだ内容
保育教諭が弾いた音を真似して同じ音を弾く“音のまねっこ遊び”をした。
音のまねっこ遊びを始める前に、何の音符なのか当てるクイズを行い、ド〜ソまで音を確かめてから始めると、ドやミは分かりやすいのか当たっている子どもが数人いた。
2グループ〜4グループに分かれて“かえるの歌”で輪唱をする。
*子どもの様子
音のまねっこ遊びでは、保育教諭が弾いた様に同じリズムで弾く事は難しかったが、弾く音は合っていた。輪唱ではグループに分かれ、ずらして歌う事や歌い始めるタイミングに苦戦する姿があった。
2つのグループから始め、2グループが1グループと一緒に歌い始めてしまったり、2グループが途中で1グループと一緒の所を歌ってしまう事もあったが、3グループ4グループと増やして援助しながらも最後まで歌う事が出来た。周りのグループに流されない様に大きな声で歌い、順番に歌い終えていく事をしっかりと聞き、歌い終わると「はー」と疲れた様子がありながらも最後まで歌い切れた達成感もあり輪唱を楽しんでいた。
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〇11月 |
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*取り組んだ内容
ピアニカ台を使用してミュージックフェアで演奏する“ひげじいさん”“かえるの歌”の2曲と初めて取り組む“きらきらぼし”を練習した。
・リズム打ち・音のまねっこ遊び(保育教諭がドレミ→子どもがドレミ)
手のリズムと一緒に「タン・タン・タン・はい」と声を出して初めは行った。
声は同じ様に「タン・タン・タン・はい」と言えるが、手のリズムはバラバラになって
しまうため“タン・タン・タン”の声なしで行った。
*子どもの様子
以前から保育室にピアニカ台を置いており「これ何?」「いつ使うの?」と聞き、子どもたちはピアニカ台に興味を持ち使う事を楽しみにしていた。“ひげじいさん”“かえるの歌”は前奏を聞いて曲が分かってから吹くが、上手く吹ける子どもはピアノの音を聞かずに先走ってしまう事があった。“きらきらぼし”は初めて取り組む曲だが、何日か前から音階で歌っていたので子どもたちは弾きやすかった様で形になっていた。
リズム打ちでは、3つの音8つの音が子どもたちはリズムが取りやすそうだった。
リズム打ちを始めると、活動にあまり興味を持たなかった子どもも一緒になり、リズム打
ちを楽しみながら自然と子どもたちが集まる取り組みとなった。
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