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〇12月 いしころーる・シール貼り・広告遊び(折る) |
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*いしころーる(クリスマス製作)
いしころーるを使って画用紙に模様を描く。コーナー遊びなどでもいしころーるを取り入れ、筆圧は回数を増すごとに強くなり、毎回成長を感じる。手の平全体でいしころーるを握るのではなく、指先でしっかり持つ子どもが増えてきた。いしころーるの角を使って力強く描く事が出来、高月齢児は「〇〇描く」と描きたい物を保育教諭に伝えて描く姿も見られる様になった。
*シール貼り(クリスマス製作)
シール貼りでは、部屋に飾っていた本物のリースを見て、シールで飾り付けるイメージが出来る様にした。大きい丸シールや小さい丸シールを用意して月齢に応じてシール貼りを楽しんだ。以前にシール貼りを行った事もあり大きいシールはスムーズに剥がしていた。小さいシールは剥がしても指先に付いてしまい、粘着部分が上になったまま貼ろうとする姿も見られた。シールを貼っていく中で、適当に付けるのではなく、並べて貼ったり、同じ色のシールを同じ場所に貼ったりする子どももいた。子どもたちなりに考えており貼っている事がよく分かった。低月齢児は、指先が細かく動かせずシールが折れてしまい、なかなか貼れない姿もあったが、「できない」と言う事は全くなく最後まで取り組む姿に成長を感じた。
*広告遊び(折る)
“折る”という事に初めて挑戦した。遊ぶ前に今日は破ったり、丸めたりせずに「広告を折って遊ぶよ」という事を伝え見本を見せた。子どもたちはよく話を聞いており、広告を手に取ると折ってみようと取り組む姿が見られ破る子はほとんどいなかった。
しかし、折る事は難しく一人で出来る子どももいたが、ほとんどの子どもは保育教諭と一緒に行う。子どもたちにとって両端を揃えるという事は難しく、「できないからやって」という姿も見ら れた。「折った後は手の平でアイロンを掛けようね」と伝えると、
小さな手の平を使い真っ直ぐに伸ばそうとしていた。
折った広告をおにぎりや電話・しっぽに見立てて遊ぶ姿も見られた。
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〇1月 いしころーる・シール貼り |
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*いしころーる(鬼のお面製作)
いしころーるを選ぶ時に色にも興味を持ち、「あお」「あか」と色を言いながら選んでいる姿もあるが、まだ色を把握するのが難しい子どももいる。
鬼の髪の毛の様に「ぐるぐる描いてみようか」と伝えると、ぐるぐると丸を描いて取り組む子どももいた。以前、低月齢児はいしころーるを何個も取ってしまう子どももいたが、今回は一つずつ使う事が出来ていた。
*シール貼り(鬼のお面製作)
大きいシールはなく、小さいシールだけで行った。以前よりも指先を上手に使いシールを剥がして貼る事が出来ていた。その中でも、色にも興味を持つ様になり同じ色だけを貼る子どもや、2個の角の色を変えている子どももいた。貼り方も並べて貼った
り、集合して貼るなど、個々によって個性が分かる作品となった。鬼の角の数や角の色も自分で選び取り組んでいた。低月齢児は、シールが小さく難しい時は「できない」と自分の気持ちを保育教諭に伝え、めくりやすいようにシートを持ってもらいシールをめくる事が出来た。その際は「できたー」と嬉しそうに言っていた。
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〇2月 雛人形製作・ボタン掛け |
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*マスキングテープをちぎって貼る(雛人形製作)
マスキングテープは、初めて取り組むためかテープをちぎるという指先の動きは難しい子どもが多かった。自分でもちぎろうとはするがぐちゃぐちゃになり貼るのが難しくなっていた。少し切り込みを入れるとちぎれる子どもや「せんせいやってー」と言い、ちぎってもらったテープを貼る子ども等様々だった。
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シール貼り(雛人形製作)
シール貼りでは、目と口のシールを貼った。取り組む前に目と口の位置や数の事を保育教諭が実践しながら見本と共に伝えた。話も良く聞き、理解した様子だった。そのためか取り組む時も、目を並ばせて貼る事が出来、目の下に口を貼る子どもがほとんどだった。目と口の位置が少し違うだけで個性のある表情となった。
顔も両面テープを剥がして自分たちで貼ったので首が傾いていたり寄り添っていたりと個々に違いのあるお雛様製作となった。
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*ボタン掛け
知育遊びでは全体の様子を見たり子ども同士が顔を合わせながら取り組める様に円になるように机の配置を工夫した。そのため、他児が取り組んでいる知育に興味を持ち、手に取る姿も見られた。全員がボタン掛けや紐通しに自分から取り組む事が出来た。二度目は集中して取り組める様に、また他児が気にならない様な配置で行った。ボタン掛けは、集中して一人でじっくりと取り組
む出来る子どももいれば「むずかしい」と少し保育教諭の手伝いを求める子どももいるなど個々によって様々だった。ボタン掛けに興味を持つ事でパジャマのボタンを留められる様になった子どももいた。
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〇3月 ボタン掛け(スモック使用)・いしころーる |
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*ボタン掛け(スモック使用)
先月に続きボタン掛けを行う。スモックを使用する事で進級への憧れや期待も見られ、より楽しんで進んで取り組む姿が見られた。人形に着せてボタンを掛ける子どもや、実際に自分で着た状態で取り組む子どももいた。正面からとは向きや見え方も違うがボタンホールにボタンを入れたり、指を入れるなど工夫しながら頑張って一人でボタンを掛ける姿が見られた。
*いしころーる(連絡帳の表紙製作)
年間を通して取り組んできたいしころーるも今年度最後の取り組みとなる。前回の鬼のお面製作でぐるぐると円を描けていたので、「○は描けるかな」と声掛けを行ってみた。すると今までのグワーッと描く勢いとは全く違う描き方でゆっくりとバランスを取りながら指先に力を入れて○を描く姿が見られるようになり9割の子が○を描くことが出来た。
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