令和3年度 研究記録・・・

令和3年度 はと組・5歳児 研究発表

テーマ『伝承遊び』

〇はじめに

昔の遊びは、相手がいないと成り立たない遊びが多いと言われている。そのような昔遊びを取り入れる事で、保育教諭や友達とより深いコミュニケーションを取ると共に、保護者の方や昔遊びをよく知っている祖父母の方との世代を越えたコミュニケーションを取れる機会になればと考えた。また、遊びの中で身体能力を鍛え、根気や集中力を培い、昔の文化や遊びに触れる中で「昔はどうだったんだろう?」と探求心を育んで欲しいという思いから、今年度の研究テーマを『伝承遊び』とした。

4月

〇わらべうた遊び・鬼ごっこ

進級し、環境が変わった事で緊張している子どもたちも楽しんで過ごしていけるように、今まで慣れ親しんだわらべうたを取り入れるようにした。落ち着いた環境の中で、友達や保育教諭と関わる時間をたくさん取れるようにした。保育室では「かごめかごめ」「はないちもんめ」を行なった。空いた時間などに取り組んでいくと、お散歩に行った時など広い場所で友達や保育教諭を誘って遊ぶ姿が見られた。
鬼ごっこでは「ケイドロ」や「氷鬼」など様々な鬼ごっこで遊んだ。
「ケイドロやった事あるって言ってたよ」と、お家の人に聞いた事を友達と話をしたり「缶蹴りもおもしろいって」「缶蹴りは空き缶を蹴って遊ぶ鬼ごっこやって!」と、聞いた遊びをやってみたいという子どもたちの姿も見られた。鬼ごっこでも色々な遊び方があるんだと子どもたちも知る事が出来、鬼を決める時も足を出し「鬼決め、鬼決め、鬼じゃないよ」と、独自の決め方を生み出していた。

5月

〇じゃんけん遊び・竹馬

「おちゃらか」「じゃんけんほいほい」などの手遊びの他に、「小さくなる島(新聞紙使用)」や「進化じゃんけん」といった、じゃんけんを使ったゲームも楽しめるようにした。
子どもたちの中では、じゃんけんは“順番を決める時”“鬼を決める時”に行うものという意識があったが、じゃんけんでもゲームが出来るという事が新しい発見に繋がった。また「みんなが住んでいる大阪は大阪じゃんけんだけど、他の地域のじゃんけんって知ってる?」と聞いてみたが「わからない」との答えだった。
都道府県というものが子どもたちにはまだ理解が難しい様だったので、世界の国のじゃんけん(中国語・英語など)を知れるようにした。他国のじゃんけんを知る過程でも、メリッサ先生に英語のじゃんけんを聞いてみたり、中国語を知っている他児に中国のじゃんけんを聞いてみたりと、ただ伝えるだけではなく、人に聞いたり調べて知るという姿を引き出せるようにした。
竹馬は、地域の方に協力して頂き作成した。不安定な竹馬に乗るという事にあまり恐怖心は見られず、初めからどんどん挑戦する姿が見られた。力の入れ方・バランスの取り方のコツを掴むのに時間が掛かっていたが、一緒に取り組んでいる周りの友達に刺激を受けて“乗れるようになりたい”という強い思いからコツコツと取り組む姿が見られた。
園での時間だけでなく、家庭でも取り組む子が出てきて、子どもたちの夢中になれるものの一つになっていた。この頃から難しい事でも諦める事なく、出来るようになるまでコツコツと取り組むようになり、“出来るようになるまで続けて行う”という、意思の強さも感じられるようになった。

6月

〇数え歌・手合わせ遊び

数え歌は「いちにさんまのしっぽ」等を取り入れた。数を数えたり、人数を数える場面などで繰り返し楽しめるようにした。園では最後の歌詞部分を“くじらのとうさん”で楽しんでいたが、「お母さんの時は最後腐った豆腐だったんやって」「豆腐は白い…って続きも教えてもらったよ」など、お家の方が楽しんでいた数え歌の歌詞を教えてもらって楽しむ子もいた。
また、手遊びで「いちにさんのにのしのご」を取り入れ、数や数字に親しみを持てるようにしたり、遊びの中で指を複雑に動かし、集中力を培っていけるようにした。
手合わせ遊びでは、「アルプス一万尺」「おちゃらか」「みかんの花」等を楽しんだ。特に「アルプス一万尺」は、頻繁に友達同士で向かい合いながら楽しむ程、子どもたちもお気に入りの手合わせ遊びとなっていた。“もっと知りたい”という思いから子どもたち自ら保護者の方や兄妹に聞いたり、動画で調べたりし「二万尺・三万尺…」と、どんどん出来るようになってきた。手合わせ遊びが友達や保育教諭だけでなく、お家の方と向かい合って触れ合う機会にも繋がった。

7月

〇紙遊び

折り紙・ちぎり絵・切り紙など様々な技法を用いて遊び、紙一枚でも様々な遊び方がある事を知れるようにした。ちぎり絵では、集中力が付いてきた様子が伺え、細かく紙をちぎり、最後まで丁寧に取り組む姿や、絵の部分ごとに色を変え、様々な色を使って工夫して取り組む姿が見られた。土台の絵は同じ絵で始めたちぎり絵だが、子どもたちそれぞれで違う出来上がりとなり、個性溢れるものになった。
紙相撲遊びは、大きさや高さの違う紙を用意し「分厚い紙と薄い紙どっちが強いか」「大きさや高さはどうすれば強いか」など、子どもたちと共に考え、それぞれ強いと思う大きさや高さで作ってみた。対決してみると、「やっぱり大きい方が強かった」と予想が当たっている子もいれば、「高い方がすぐ倒れた…」と予想が外れている子もおり、遊びの中でも紙の新たな発見に繋がっていた。
繰り返し楽しむ中で、倒れない置き方を研究したり、置く場所を工夫しながら遊ぶ子もいた。

8月

〇絵描き歌(グループで考えを出し合う)

絵描き歌を知らない子も多くいたので、まず様々な絵描き歌に合わせて絵がどんどん出来上がるのを実際に行い楽しんでみた。「何が出来上がるのだろう」と、歌の途中から予想が始まり、盛り上がりながら楽しむ姿が見られた。
お題を一つ決め、グループで絵描き歌を作ってみた。〇一つにしても、“丸い”という例えだけではなく、「丸いものって何があるかな」と声を掛ける事で考えやすくした。話し合いが出来ているグループは「丸はお月様にしよう」とどんどん進めていく事が出来ていた。
しかし、イメージが出来ていないグループは「うーん」と悩んでいるだけでなかなか進めていく事が出来なかった。それぞれ考えたものを前に出て発表する。お題の顔の形は丸だったが、“お月様”“丸いお皿”“大きな石”など考えたものを発表していた。他グループの発表を聞いて「お皿とかもあったな」と友達と共感する姿が見られた。前に出て発表するという機会があまりなかった事もあり、上手く伝えられない子もいた。
自由遊びの時間に友達と自由画帳を並べ、お互いに絵描き歌のやり取りをする姿も見られた。

9月

〇コマ作り・ゴム跳び・縄跳び

コマ作りでは、ヒモを使って回すコマだけでなく、コマでも様々な種類がある事を知れるようにした。牛乳パック・画用紙の好きな方を選んでコマを作る事にした。「牛乳パックの方が硬いから絶対よく回るで」と出来上がりを想像して選んでいる子もいたり「出来上がったら勝負しような」と闘争心を燃やす姿も見られた。作り方はどちらも簡単だったのですぐに出来上がったが、同じコマでも良く回るのとそうでないのがあり「〇〇ちゃんのは何であんなに回るんやろう」と友達のを借りて自分のコマとどう違うのかを見比べる子もいた。「画用紙と牛乳パックどっちがよく回るか競争したい」と子どもたちからリクエストがあったので、みんなでコマ回し大会を楽しめるようにした。どんぐりゴマも作ってあげると回し方を友達と研究し、「こうやったら上手に回せるよ」とコツを掴んだ子が教えてあげる姿が見られた。実際にやってみる事で少しずつ“こうしてみよう”“こっちの方が良い”といった探究心が芽生え始め、発見した事を共感し合う姿も見られるようになった。
ゴム跳びは初めて見る遊びだったようで、保育教諭が見本を見せると「やりたい」とすごく興味を示し、跳び方を伝えるとすぐに出来るようになった。理解が早かったので、リズムに合わせて跳んでいく遊びも伝えてみた。順番を待っている間、歌を歌ってあげたり「この時はこうするんだよ」と教え合う姿も見られた。
女の子の方が長く興味を示し、自由遊びの時間にも「ゴム跳びしたい」と意欲を見せていた。女の子たちは、一人が出来るようになると“自分も出来るようになりたい”という気持ちが強く、出来るようになるまで根気強く取り組む姿が見られた。一人跳び、二人跳びと遊びを展開していく姿も見られるようになった。
またお迎えに来た保護者の方も懐かしく思ったようで子どもたちに誘われ一緒に遊ぶ姿も見られ、昔遊びを共有している姿が見られた。

10月

〇ゴム跳び

まず初めにゴムをリズミカルに跳ぶ事から始めた。「1・2・3」と番号に合わせて順番に中・外と跳び、分かりやすくした。頭ではわかっているが中・外と順番に跳ぶのは難しかったようで、苦戦する姿が多く見られた。
しかし、自由遊びの時間になると「ゴム跳びやっていい?」とコツコツ練習する姿も見られた。特に女の子は一人が出来るようになるとより努力を重ねる子の姿が見られるなど、遊びの中で良きライバルになり、友達の存在が良い刺激になっていた。練習の成果もあり、2・3日でゴムを足に引っ掛けジャンプする大技が出来るようになった。“アルプス一万尺”の歌に合わせてリズム跳びを提案すると自然と子どもたちが集まり楽しそうに遊びながらも、出来る子たちが苦戦している子に教えてあげる姿も見られた。遊びを通して諦めずに取り組む根気強さや友達とのコミュニケーション力が育ってきたように感じた。
引き続き、様々なバリエーションのゴム跳び遊びを提案したり、子どもたちと考え遊べるようにした。

11月

〇缶蹴り・石蹴り

缶蹴りでは、事前に「お家の人から遊び方を教えてもらって皆でしよう」と伝えていた事もあり、子どもたちの方から聞いてきた遊び方を教えてくれた。“缶蹴り”一つでも様々な遊び方があり、「名前は一緒やけど遊び方は全然違うね」とクラスで共有し、新たな遊びを知れる事に子どもたちはワクワクした様子だった。
一つの缶を蹴られないように守って遊ぶ缶蹴り、かくれんぼのルールの中に缶を取り入れた缶蹴り等、子どもたちがお家の方から聞いてきた様々な遊び方を取り入れて楽しんだ。缶が潰れてしまう程長時間夢中になって楽しみ、寒さが感じられるようになったこの時期でも寒さに負ける事なく、汗をかきながら白熱する姿が見られた。一度夢中になった遊びは、飽きる事なく何度も楽しめる姿が以前から見られたが、缶蹴りも夢中になってできる集団遊びの一つとなった。子どもたちで役割を決めたりルールを確認する姿も多く見られ、リーダーシップを発揮する力が付いてきた。
石蹴りでも、ケンケンパを用いた遊び方や点数を取っていく遊び方、誰が遠くに飛ばせるかを競う遊び方など様々な遊び方を楽しんだ。
玩具でなくても、自分たちの身近にあるものでこんなにも遊び方があり、楽しめるんだと子どもたち自身が実感する機会になった。

12月

〇毛糸遊び

毛糸での製作や編み物を楽しんだ。クリスマス製作では、三角にした木に好きな色の毛糸を巻き付けていく。この頃になると、初めに説明を聞いただけで理解し、自分で取り組めるようになってきた。「ここ難しい」などと戸惑っている子を見つけると「ここをこうすると出来るよ」と子どもたち同士で協力してすすめていく姿も見られた。毛糸のぼんぼりは、保育で製作した後、自由遊びの時間や家で作ってくるほどお気に入りの遊びとなった。
かもめ組の時に取り組んだ指編は「あれ?どうするんだったっけ?」と聞くが、やり方を伝えると「ここに毛糸をかけて・・」と進めていき、友達とたわいもない話をしながら編んでいた。指編は最後まで編んでしまわないと終われないため、短めで用意し完成した物はままごとコーナーのお人形に巻いてあげるなど、冬の環境として使用した。牛乳パックでの編み物は途中で色を変えて編めるようにした。下から自分の編んだ毛糸が出てくるので友達と見せ合ったり、「もっと長くしよう」と意欲に編み進めていた。完成した物は「これもお部屋に飾りたい」と子どもたちからのリクエストがあったので、自分の好きな場所に飾ってこちらも冬の環境として保育室を暖かくしてくれた。何日もかけて長く編んだ事もあり、完成させた時には「やっと出来た」と達成感を味わい“自分で編み上げた”という自信に繋がった。

1月

〇お正月遊び・お手玉

お正月遊びでは、福笑い・凧あげ・羽子板・すごろく等を楽しんだ。友達と大笑いしたり一喜一憂したりと、この時期ならではの遊びの楽しさを感じている様子が伺えた。
お手玉では、布の準備から遊んで楽しむ所まで一つひとつの過程を子どもたちと楽しんだ。布は収穫体験で取ってきたほうれん草を使って染め、布用クレヨンで絵を描き、自分たちで針と糸を使って縫って作った。布の中にはペレットや切ったストローを入れて仕上げた。自分で作ったお手玉に心を踊らせ、友達とお手玉遊びに挑戦する姿が見られた。針と糸を使うのは2回目だったが、糸通しをして波縫いで縫っていく事が出来ていて、手先の器用さや集中力に成長を感じた。
おおぞらカフェの中で、紙コップと毛糸で作った糸電話も楽しんだ。「こんな離れていたら絶対聞こえへんと思う」と言っていた子どもたちも、いざ糸電話で話してみると糸を通して友達の声が聞こえるので、不思議そうに嬉しそうにしてた。途中、友達の声が聞こえなくなり「何で?」と疑問を持ち、試行錯誤する中で、糸をピンと張っていないと声が聞こえない事を発見し、「糸をピンって伸ばしたら聞こえたよ」「糸に手が触れていたら聞こえないよ」と、子どもたち同士で発見を共有しながら楽しんでいた。
遊びの中から自分たち自身で新たな気付きや発見をしたり、工夫して遊びを展開していく姿が多くなってきた。

2月

〇廃材遊び

お菓子の箱・卵のパック・お肉のトレーなど、様々な廃材を用意した。「これ使ったら何が出来ると思う?」「これくっつけてみよう」と一人で黙々とではなく、友達と一緒に楽しく取り組んでいた。廃材同士が上手くくっつかない時には「もう少しボンド付けてみる?」「テープで貼ってみたら?」と共に考えている姿も見られた。完成した時の達成感も味わえるが、出来上がるまでの過程で子どもたち同士が意見を出し合い、活動の中で協力する力が育まれていると感じる事が出来た。
また牛乳パックを使って、めんこ・ピョンピョンガエルを製作した。牛乳パック一つでいくつも製作が楽しめるという事を知れるように、二つ作るようにした。
めんこは底の部分を二枚付けて強度を高めた。持ち方や遊び方を伝えると「勝負しようよ」と、誰のめんこが強いかを競っていた。どう投げると相手のめんこがひっくり返るのかを考えて遊ぶ姿も見られた。「家に帰ってまた勝負してみよう」と嬉しそうに持ち帰っていた。ピョンピョンガエルは、高く飛ぶ子・跳ばない子など様々で「なんで飛ばないんだろう」と輪ゴムを付け直してみたり、友達のカエルを見せてもらい研究する姿も見られた。
遊びの中で「出来なかったから終わり」ではなく、どうすれば改善されるかを考える力も身に付き、出来た時の達成感がより大きく、更に自信や“またやってみたい”という意欲に繋がっていた。

3月

〇版画・ハガキ作り

版画では、画用紙で顔の土台を作り、その上にパーツを重ねて貼り凹凸を作っていった。それに絵の具を塗り、上から紙を乗せて擦って顔を写していった。今まで行った事のない技法に興味を持ち、版画を始める。紙の上から擦ると、自分たちが作った顔が紙越しに浮かび上がってくる様子に「すごい」と興奮し、目を輝かせていた。擦る強さや絵の具の塗り方で、きれいに写らない事があるのも、何度か行う中で知り難しさも感じていた。“印刷”“コピー”を知っていた子どもたちに「昔はこんな方法で印刷していたんだよ」と伝えると「昔の人って大変やったんやな」「今のコピーするやつ(機械)作った人ってすごいな」等の言葉が聞かれ、版画を行う経験を通して、今の時代についてや生活の便利さ等を子どもたちなりに感じる事が出来たように思う。
ハガキ作りは、何日もの日数をかけて取り組んだ。牛乳パックを数日水につけて表面をめくり、紙素材の部分を細かくちぎった。それをペットボトルにビー玉と一緒に入れ、ドロドロした状態になるまでグループの友達と協力して振り続けた。ドロドロになった物をハガキの形のネットに流し入れ、水分切って乾いた状態になるまで天日干しし完成させた。数日かけてのハガキ作りを通して、普段身近にあり何気なく使っている紙は、手作りすると一枚だけでも大変な作業を行わなければ出来ない、簡単に作れる物ではないという事を経験した子どもたちであった。

〇まとめ

伝承遊びを通して、特に子どもたちの素晴らしい姿だと感じたのは、持続して努力する力・楽しめる力だった。竹馬などの難しい遊びにも積極的に挑戦し、自主的に継続して努力する事で、出来た時の喜び・達成感を感じ、それが周りの子どもたちにも刺激となって連鎖していく姿には、大きな力を感じた。継続して努力出来るという力は、今後の子どもたちの成長にとっても大きなものになっていくのではないかと感じた。友達がいてこそ成り立つ遊びが多いので、みんなが楽しめるようにするにはどうすれば良いかと悩みながら意見を出し合い、時にはぶつかり合いながらも遊びを生み出していく姿に年長児らしく成長したように感じた。また、前期中期にかけて室内・戸外共に新たな遊びを提案し、子どもたちの遊びの幅を広げていけるように取り組んできた。新しい遊びを知る中で、健康的に体を動かしたり、友達だけでなく、お家の方や祖父母の方と昔遊びを通してのコミュニケーションは子どもたちの心身の健康や成長において、大切な時間になったように感じた。何度も同じ遊びを楽しむ中で、子どもたちの「こうすれば上手くいく」等の学びや、「次はこうしてみよう」というアイディアには素晴らしいものがたくさん詰まっており、遊び込む事で子どもたちは大きく成長していき、その中で”幼児期までに育ってほしい10の姿“が養われているのだと実感した時間であった。
後期にかけてのお手玉作りや廃材遊び・版画やハガキ作りは、子どもたち自身が玩具を作ったり、普段使っている物や身近にある物を手作りする機会を設けた。その過程を経験する事で、普段使っている物を自分で手作りするという事はこんなに大変なんだ…と知る貴重な機会になり、物の大切さや不自由なく使えるのが当たり前ではないという事を感じる姿や言葉が子どもたち自身から伺えた。
何事も当たり前ではないという事を忘れず、感謝の気持ちを持ち、自分たちが経験・体験する中での気付きや気持ちを大切にして今後も成長して欲しいと願う。